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勝手に補足[郷土教育と北方教育]

 川合章『日本の教育遺産―真実を求める教師たち』(新日本出版社、1993年)を読んでいたら、「秋田県由利郡で開かれた『生活教育研究会』」(第二部「三、社会像をめぐる苦悩―野村芳兵衛の場合―」、144頁)という記述を見つけた。野村と北方教育の出会いについて述べられている部分である。
 残念なことに、その研究会の詳細についての言及は同書ではなされていない。野村芳兵衛がこの研究会に参加したのかどうかについて、自分は文脈から判断することができなかった。 註に挙げられていた、佐々木昴「生活教育に関連して―小川・野村氏の論戦―」(『北方教育』第8巻16号、1936年2月、2-5頁)を読めば、はっきりするかもしれない。

 いずれにしても、由利郡で(おそらく1930年代に)「生活教育研究会」が開かれていたことは注目すべきである。
 先日の地方教育会研究会でI橋さんから、由利郡西目村で展開された郷土教育についての報告を聞いた。その際、K間先生が、郷土教育と北方教育・生活綴方との関係(交錯性)について質問された。これについて、由利郡のような南部ではあまり北方教育は盛んではなかったのではないかという趣旨の指摘も出されたが、やはり両者をめぐっては、全県単位で、何かしらの関係が構築されていたと見たほうがよいのではないか。
 この記述をI橋さんに紹介したら、由利郡でも教員の検挙事件はあった、以前も先生から指摘されたけどこの問題はやはり避けては通れないか……との反応が返ってきた。でも、この難題が解けたらスゴイですよ。

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先日、仙台市内のある小学校で行われた生活科・総合的な学習の時間に関する「ミニ自主 [続きを読む]

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