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子どもと教師が登場する教育史

  エイプリル・フールの土曜日は教育会研究会に出席。「四月バカ」とはおよそ無縁の、中身の濃い報告に接して、お腹はいっぱいである。

 C先生は、一教育史研究者としてのこれまでのあゆみを辿ることを通して、地方教育史研究の課題と方法について語られた。「思想性や価値観」を明確にすること、自身の研究が現実問題とどこで接触しているかという悩みを持ち続けること、などの留意点を、外では聴けない学生時の体験談など―先生が展開されてきた研究の社会的背景―をふまえながら、ユーモアたっぷりに話された。
 自分なりの価値判断や思想を徹底して排除する(=研究者としての判断/責任を回避する)ような研究ではいけない、「子どもと教師が出てくる教育史」(⇔官製の教育史観)でないとおもしろくないという指摘には、強く共感するとともに、教育史学会で先生に注意されたことを思い出し、身に滲みる。
 
 また、もう一人の報告者、Y先生の発表はとても緻密で、地方教育会を研究するにあたっては具体的に何をどう調べる必要があるか、そのお手本を得ることができた。一見して何の関係もないような歴史的事実が、実は自分の過去とつながりをもつものであった、なんて発見を自分もしてみたい。

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