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加速度的上達

 日曜日は同好会の稽古に参加する。
 ゴールデン・ウィークに入ったし、人はそんなにいないだろうなぁと思っていたら、かなりの盛況だったので驚いた。(正確に数えていなかったが)新入生7人ほどが見学に来ており、居合を実体験していた。
 当然ながら、皆、居合固有の特異な動作に苦戦していた。
 礼法一つとってみても、そこにはいくつもの細かい決まり事=型が定められている。それを一度に頭にたたき込んで行おうとしても無理がある。何度も稽古を重ね、一つ一つの細かい動作を意図的に自分の身体に滲み込ませていくことで、徐々にそれらの動作が無意識にも行えるようになる。
 一見してシンプルな動作に秘められた「出来事」の多さを指摘され、その通りに行う難しさを見学者たちは味わってくれたはずである。

 稽古の最後に演武を行った。最後の演武は二年生たちである。
 彼らの上達ぶりは日頃からみて認識しているが、今回の見学者と比較すると、改めてその加速度的変化に驚かされる。彼らが一年前ぎこちなく刀を振っていた風景は、間違いなく今回の見学者たちがみせたそれと同じであった。
 同様のことが自分自身についても言える。自分が居合をはじめた頃。
そのころの自分の居合がどんなものであったかは、もはや思い出せない―。

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