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黎明期のこと

 すだっちが、「東北大学居合道同好会の来歴」と題して、設立の経緯や会への思いを記している。
彼のことだから、酒の力を得て書いた可能性も臭うのだけれど(笑)、書いてあることは結構重要である。現役会員のみんなも読もう。現在を規定するものとしてある過去(それも遠くない過去)を知ることは、これからの未来を考えていく上で重要な作業だからね。

 自分の意見を言わせてもらえば、
―同好会が、まさに外の大学から進学してきた一人の大学院生の発案で始動したという事実。その意味するところはとてつもなく大きいと考えている。内の人間だけでは、その(一度始まってしまえばささいに見える)一歩を踏み出すことすらおそらくできなかったであろう。事実、彼以外の誰もやらなかった。来年めでたく百周年を迎えるという歴史をもつ大学でだ。
 大学を拠点として生まれた若手会員の活動は、単なる会員数の増加にとどまらず、所属団体や流派の垣根を越えた交流を生み、各々の視野を拡大するうえで非常に有益なものになっている。そう考えると、宮城県の「会員拡充」に関する(というか、すでにそれにとどまっていない)彼の功績は大きい―
 これは決して過言ではない。同好会の会員が県大会で毎年それなりに活躍しているという事実は、裏を返せば、それだけ多くの若手会員が同好会をきっかけ(窓口)として居合道の世界に入り、稽古に励み、大会にも積極的に参加して、宮城の居合道を盛り上げていることの証左である。
 そのための土台をつくったという意味で、すだっちへの讃辞はいくら贈っても足りないのである(「宮城県居合道の今後ますますの発展を」と唱えているだけのとは訳が違う)。

 来年、同好会は発足五周年。そろそろ展開期といってよい時期に入る。
自分の記憶としては、同好会発足時は、「会員拡充」という表向きの目標よりも、「若手交流の輪を広げる」というところに活動の重点があったと心得ている(だからあんなに飲んだんだ)。そして現在、活動はその方向でも加速度を増している(さながら、回を重ねるごとにエスカレートしていく『北斗の拳』の次回予告のように)。これからの会員には、黎明期の理念を汲み取って、さらに自由な発展を遂げてもらいたい。自分はただそう唱えることしか能のない人間である。酒を飲みつつ、その様子を脇から頼もしげに眺めていることにする。

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コメント

酒の勢いで書いたのではないぞ,本人の名誉のために(本人が)言っておくが,あれは酒を飲み,一眠りした後で書いたんだっ。
ともあれ,なんだか「賛辞」まで頂戴し,恐縮至極。俺のブログに君のことも書いたよ。ふふふ。
思えば同好会メンバーは,宮城県大会だけじゃなく,新潟大会,加藤杯,山形大会などでも入賞するようになってきたよね。今年などは加藤杯で君が3位,山形大会ではGodhawkが3位でしょ。
個人的に,一度福島で居合をして,再び宮城に来た5年ほど前,県大会でのレベルの差を感じたんだよね。こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど,二人だけの三段で優勝しても「福島県だったら,,」と考えるとあまり嬉しくなかった。しかし去年・今年と宮城県のレベルが上がってきた。とくに初段~三段までのレベル向上は目を見張るものがある。これも君をはじめ,同好会メンバーの存在が大きいと感じているよ。
まぁ,勝ち負けの話はともかく,今後も居合道続けて実り多い時間を得ていこうね!

投稿: すだ公民館長 | 2006/07/27 06:48

>酒の勢いで書いたのではないぞ,本人の名誉のために(本人が)言っておくが,あれは酒を飲み,一眠りした後で書いたんだっ。
これはこれは失礼しました、って結局飲んでたんじゃ…。とはいえ、一眠りした後に書いたというのはすごい。その点を評価させていただきます。

自分を居合道の世界に誘った張本人だけに感謝の念も込めて書かせていただきました。はい。

投稿: タカキ | 2006/07/29 01:08

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