変わりゆくふるさと・変わらない価値
明けましておめでとうございます。今年も本ブログをよろしくお願いします。
今年は、「わからないこと」に謙虚に向き合い、自己認識をしっかりと持ち続ける一年にしたいと思います。
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大晦日は、栄養補給のために実家に帰省。しばしの休息をとってきた。
実家は福島県のいわき市にある。
久々に戻ったのだが、いわき駅および駅前の風景が再開発のために大きく様変りしていて、驚いた。
「ラトブ」という新駅前ビルが完成していた(2007年10月オープン)。「文化と商業の複合施設」――図書館・文化施設と商業店舗が一つの建物内に同居する――という、ユニークな施設である。
旧駅ビルも改築して駅前全体がリニューアルしていく予定とのこと。
さらに、旧平市民会館の跡地には、いわき芸術文化交流館(アリオス)という、これまた立派な建物ができあがっている(本年4月オープン、HPはコチラとコチラ)。
シンボルマークのデザインを作成したのは、米米CLUBの石井竜也氏とのこと。
娯楽だけではなく、文化・芸術の面に踏み込んで一手を打ったのは、なかなか思い切った作戦だと思う。
果たして採算がとれるかどうか、企画次第だろう。
ハードは見違えるほど立派になった。ソフトに期待したい。
個人的には、このあたりの「文化交流ゾーン」には、多くの思い出があるので応援したい。
旧平市民会館では、小林研一郎指揮のオーケストラ(ハンガリー舞曲第5番を生で聴いた)や劇団飛行船に存分に魅了されたし、ほかにも市立美術館でキース・ヘリング展やロバート・キャパ展をみて驚嘆したり、市文化センターで映画鑑賞やコンサートを楽しんだりと、たくさんの思い出が残っている。
とくに〈学校〉を通して、これらの文化・芸術施設を大いに活用させていただいたという印象が強い。
合唱・合奏コンクール、美術展、芸術鑑賞会など、記憶は鮮やかである。
非常に価値のある機会だった。
そういう機会は、後の世代にも変わらずに開かれていてほしい。
地方交付税が削減され、今後ますます地方の疲弊が不安視される中、新施設を軸とした事業が地域の若者の雇用確保にもむすびつき、さらに教育・生涯学習にとっても有益なものとなり、そして、最終的には地域の活性化につながっていくことを願う次第である。
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